厚生常任委員会
19日厚生常任委員会が開かれ、環境局では環境審議会からの新京都市環境管理計画の策定に向けた答申と、ダイオキシン調査結果の報告がありました。
一般質問で私は、廃食用油の回収についてリデュース(発生抑制)・リユース(再使用)・リサイクル(分別資源化)それぞれの政策方向からの事業推進の必要性を訴えました。現在の京都市のバイオディーゼル燃料化事業は、いわば川下対策であり、今後は、事業系から出る廃食用油の発生抑制策である川上対策の充実が重要であることを指摘しました。
また、保健福祉局では、今問題となっている高速道路事業で立ち退きを余儀なくされた東山区内の銭湯存続を求める請願について、慎重に論議を重ねた結果、本日の取り扱いは留保となり継続して審議をすることになりました。
厚生委員としての見識ある判断が求められておりますが、他会派内の事情により混乱を招く結果となっていることは誠に残念です。だからこそ地元の高齢者の皆様の意向を十分に反映しつつ、より具体的な現実の課題を克服しながら、塾議を重ねることが重要だと考え、留保といたしました。そこで私は、請願審議結果が結論づけられるまでの間、阪神道路株式会社と銭湯との延期契約の期限(7月31日まで)を実質凍結するとともに、常任委員会として阪神道路株式会社に参考人として出席を求める提案を行いました。特に延期契約の実質凍結は委員全員の賛同を得て決定し、委員会として京都市から阪神道路株式会社にその旨を文書にて通知することが決まりました。次回の委員会で、参考人招致の有無を採決することになりますが、この参考人招致が実現化されれば、京都市会はじまって以来のことになります。
地域に密着した問題についてはより慎重に、しかも市民の要望に最大限応えられるための議論をし尽くさなければならないと考えています。
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