介護保険制度の改正
持続可能な制度の確立と、予防重視型システムへの転換等を目標に、介護サービスの質の向上を目指す介護保険制度が改正され、本年4月からスタートしました。
要支援者や要介護状態になるおそれのある高齢者に対して、介護予防給付や地域支援事業が創設され、高齢者の筋力トレーニングや栄養改善指導等の介護予防サービスの取り組みが強化されることになっています。また小規模多機能型居宅介護や、認知症高齢者グループホーム等身近な地域で、地域の特性に応じた多様で柔軟なサービスを提供する地域密着型サービスや、介護予防ケアマネジメント事業(新予防給付)や総合相談支援・権利擁護事業等を行う地域包括支援センター(中学校区に1つ設置)が創設されました。
また介護保険料も実施主体である各自治体独自で保険料段階を多段階化することが可能となったことを受け、京都市では独自に所得に応じた9段階の保険料設定を行い、きめ細かな段階を設定することにより基準額の上昇を抑え所得の低い方々の負担を軽減しました。
新しい介護保険制度改正については、私は昨年の11月定例会での代表質問で、①保険料の負担軽減策の強化、②介護予防策の推進を図る拠点整備、③介護サービスの第三者評価制度の確立について訴えるとともに、厚生常任委員会委員として介護保険制度の諸課題について対策強化を強く求めています。
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創作:七海 奏(ななみ かなえ)
作品名:生きる力をありがとう
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