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2018年8月31日 (金)

持続可能な都市構築プラン

グローバル社会の中で、都市が持続可能でありつづけることは都市づくりの基礎となるものです。京都市では都市計画マスタープランに基づく都市づくりを「都市の持続」「都市の独自性」「都市の経営」の視点を重視し進めてきました。しかし人口減少社会の到来が現実のものとなる中で、持続可能な都市・京都を今後の持続継承していくため、平成29年から都市計画審議会に「持続可能な都市検討部会」を設置し専門チームにより検討がなされてきました。検討の末このほど、「持続可能な都市構築プラン(仮称)」の骨子案が提案され、9月10日から10月10日まで市民意見の募集をすることになりました。その概要が、8月30日開催のまちづくり委員会において説明されました。

「持続可能」はすでに国連が主導して以前から世界的レベルにおいて議論がなされ行動指針がしめされてきたところです。最近では2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標2030」が注目されています。世界の共通認識として17の目標と169のターゲットが示され、「誰一人も取り残さない」の理念のもとに人権、平和、教育、福祉などの目標に対して一人ひとりの世界市民の自覚による行動を求めています。

骨子案では、京都のブランド性、地域の多様性、暮らしと活動の機能性を基本コンセプトとし、①高密度な市街地を形成する大都市、②ヒューマンスケールなまち、③ものづくり都市、④国際文化観光都市大学のまち、⑤豊かな自然と共生する都市の5つの都市特性を認識しながら、人口減少・少子高齢化の進展による、地域コミュニティの活力の低下、歴史・文化の担い手不足、社会を支える世代が減少する等の課題を整理しています。その上で、①都心部と周辺部等の拠点の魅力・活力の向上、②安心安全で快適な暮らしの確保、③産業の活性化と働く場の確保、④京都ならではの文化の継承と創造、⑤緑豊かな地域の生活・文化・産業の継承と振興を目指すことにしています。

京都市の今回の骨子案が提出されるまでの間、これまでの議論の経過や資料がすでに記載されています。

京都市情報館 持続可能な都市検討部会の開催結果情報

http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000226594.html

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