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2018年4月11日 (水)

都市計画審議会(65回)

まちづくりの方針を審議する京都市の都市計画審議会が、4月11日午後より開催され、委員である私も出席し、市長から提案された2つの諮問議案について審議を行いました。審議会の委員は、条例に規定されており、学識者から11名、議会から12名、国および京都府行政関係者から3名、各種団体の代表から2名、合計28名で構成されています。

第1の議案は、右京区にある山ノ内浄水場跡地に新たなまちづくりの活性化のために指定された地区計画として、すでに大和学園と京都学園が建築されたところですが、このエリアの地区計画の変更議案です。今回、京都学園の敷地エリアにおいて、市民の交流の場となる広場や緑地、建築物の高さの最高限度、建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限を定めることにより学術研究機能のさらなる強化を図りつつ、周辺環境や景観と調和したまちづくりをの拠点にしようとするものです。

これに対して委員からは、①高さ規制の緩和と京都市の進化する景観政策方針との整合性、②高さ規制緩和による学生の人数見込み、③視点場からの景観眺望、④進化する景観政策の本来の認識、等について質疑と議論がありました。以上の議論の上、賛成多数により可決承認されました。

第2の議案は、伏見区横大路の工業地域における産業廃棄物中間処理施設を新たに整備するための議案です。現在、当該地域では建築系廃棄物の中間処理施設としてすでに営業していますが新たに、廃プラスティック類や紙くずなどを破砕し、圧縮固化するこによりRPFという固形化燃料を製造する工場を新築するものです。

これに対して委員からは、RPFの需要動向、施設建設後のパトロールの強化、業者への行政指導、地元住民との合意形成、大気質、騒音、粉じん、振動、悪臭などの生活環境への影響、道路交通への影響について質疑や議論がありました。以上の議論の上、原案通り可決承認されました。

議案審査の後、現在審議会の「持続可能な都市検討部会‘」で議論が進められている「魅力あるまちづくりを目指した持続可能な都市の構築」の検討状況について報告がありました。

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