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2016年8月31日 (水)

健康寿命延伸都市・松本市

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上高地という自然を有する岳都、セイジ・オザワ松本フェスティバルや鈴木メソッドで有名な音楽の楽都、信州大学を有する学問の学都という三ガク都を市のコンセプトとする長野県松本市。その松本市が今、超高齢社会に挑戦すべく健康寿命延伸都市宣言を行い、市政のすべてに健康を政策コンセプトにおいた取組を進めており、全国から注目を浴びています。この度、その松本市の健康寿命の取組を調査するため訪問。現・菅谷昭松本市長は、信州大学の医師として活躍されていた方ですが、チェルノブイリ事故によるロシアな子どもたちの甲状腺がんを治療するため周囲の反対を押し切ってベラルーシにただ一人行き、日本医師が行う完璧なまでの手術技術をベラルーシの医師たちに教示し甲状腺がんの治療の第一人者である。この模様は以前NHKのプロジェクトXでも放映された。京都市でも医師出身であった田邊朋之市長時代に、健康都市構想を都市の理念に据えた取組を進めてきた経過があるが、松本市も同様に医師でもある市長が健康をキーワードに市政の舵取りを行っている。 通常、健康寿命延伸の取組といえば、保健福祉担当局等が担うのが通例であるが、松本市は、それだけではなく、全国ではじめてといわれる商工観光部に健康産業企業立地課という組織を整備し、企業・団体・市民・行政が一体となって取り組んでいるとのこと。松本ヘイス・ラボ松本ヘルスバレー構想も立ち上げ、企業が市民の健康寿命延伸のサポートをする仕組みを作っている。25年前に健康都市構想の政策研究のために宮崎県都城市に訪問したことがあったが、あの当時としては極めて斬新的な市長でウエルネス都市というキーワードを打ち出されていた。健康寿命延伸の取組は、政治家である首長の意識如何によって大きく変わることは間違いない。

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