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2016年8月 5日 (金)

がん陽子線治療

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公明党の五大政令市の政策研究会の2日目の8月5日は、がん治療として現在注目を集めている陽子線治療を進める名古屋市陽子線治療センターを視察調査を行いました。がんの治療には外科治療、放射線治療、化学療法がありますが、これらの中から、がんの性質、大きさ、病期や全身の状態等に応じ、治療法を選択し治療が施されています。放射線治療には、エックス線治療、ガンマ線治療があり、がん病巣に放射線を照射し治療しますが、病巣以外の正常な組織への影響が大きいため副作用等がある等の課題もありました。しかし、粒子線治療といわれる陽子線治療炭素線治療は、正常組織への影響を低く抑えることができる療法で、全国のがんセンターでも、14施設が粒子線治療を行っています。 28年度4月からは小児腫瘍への陽子線治療には保険適用となりましたが、成人治療ではまだ保険適用が実現していないため300万円近くもの多額な自己負担があり課題ともなっています。 適応疾患は、頭頸部腫瘍、肺がん、肝臓がん、前立腺がん、骨軟部腫瘍、食道がん、膀胱がん、すい臓がん、腎臓がん、小児腫瘍などに適用治療され、白血病や全身がん、胃がん、大腸がん等には適応されません。こうした施設は、近畿エリアでは兵庫のみで京都には整備されていません。今後期待されるところです。

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