多様性の結束⑤ 〜 難民問題と研究技術の平和貢献〜
国際政治フォーラムの3日目は、「困難と好機、難民:危機を受け入れて」、「研究や技術が平和構築活動をどう支えるか」をテーマに活発に対話討論が行われました。 南欧国連高等弁務官事務所のローレン・ジョルス氏による講演、国連ハビタット・ジョアン・クロス事務局長の講演は、難民問題がいかに世界的問題であるかを裏付けるものでした。 今回フォーラムに参加している都市の多くは、バルカン半島、アフリカ、中近東地域からの出席です。 各都市からの発言も極めて深刻な状況を反映したものです。 また、平和のための科学とその進歩と題してフィレンツェ大学LENS研究所のフランチェスコ・パヴォネ教授の講演に続き、マサチューセッツ工科大学の卒業生のZirkry Kholil氏による平和構の支援活動の紹介がありました。 それは、ゴミとなるはずのペットボトルの再利用により、ライトを作るプロジェクトで、Liter of Light(1リットルで明かりを)というものです。実際に会場にキットが配布され、簡単な電気回路を手作りで作りました。このライトを作る運動は、現在、フィリピンのスラム街の再生に向けて活用されています。
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