琳派400年を記念する
国際シンポジウムが、11月2日国際会館で開催され、
吉田孝雄議員(伏見区)、
湯浅光彦議員(右京区)とともに参加しました。
オープニングには、雅楽師の
東儀秀樹氏の幽玄な演奏があり、400年前の平安の時代を思い描くとともに、現在もなお息づく伝統文化を体感することができました。
琳派400年記念祭呼びかけ人代表の
芳賀徹静岡県立美術館館長の開会の挨拶のあと、メトロポリタン美術館日本美術キュレーターの
ジョン・カーペンター氏、日仏会館フランス日本研究センター所長の
クリストフ・マルケ氏、工芸作家の
マニュエラ・ポール・キャバリエ史の講演等が開催され、琳派芸術が与えた文化について対話がありました。
とりわけ、工芸作家のキャバリエ氏の金工芸に係る話は感動しました。
金閣寺の金の芸術とともに、
銀閣寺には銀がないことを掘り下げ、これは
見えないものを見るチカラを象徴する京都の伝統文化の視点であることを強調。
海外から極めて高い評価を受けている琳派の存在を、京都人でありながら意識してきていないことを恥じるとともに、文化首都・京都に住んでいるという感謝を改めて痛感しました。
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