南区の永年の願いであった
動物愛護センター(動物愛ランド・京都)がいよいよ4月にオープンします。政令指定都市の京都では、京都府が管轄する行政分野を縦割りをしており、同様の施設が府にも京都市にもあり、一定の役割を果たしてきましたが、動物愛護法の改正等により時代は動物愛護の精神が大きく醸成されつつある時代となりました。こうした次の時代を見据え、このたび全国初となる府市協調による施設として京都動物愛護センターが完成したのです。
昨年は
動物愛護憲章も制定されました。
憲章の理念をより具体的に推進していく方策が今後はさらに重要です。今回のセンター整備を機に、
殺処分頭数ゼロの取組強化、避妊去勢費用助成制度の拡充、マイクロチップや耳カット制によりノラ猫の削減、動物愛護ボランティア活動への支援強化、動物虐待を監視するアニマルポリスの導入、ペット業者の監視と指導強化、災害時におけるペット支援、ペット霊園に関する指導、夜間動物救急の体制整備、公園管理や道路管理関係局との連携強化、府市協調の推進体制の確立、等等多くの課題を整理し進めることが憲章の主旨に合致するものと確信します。
その意味からも動物愛護センターは、京都府域内にとってもまさに中核施設となるものです。このセンターから、今後の動物愛護行政が推進されていくことになることは間違いなく、南区はまさに動物愛護行政の推進を果たす大きな役割を担える地域となります。
人と動物との共生とは、命の大切さを学ぶことです。ペット依存症ではあってはなりません。それだけに
人間の意志と行動が試されることになります。人と動物とが共生する地域社会は、優しさ溢れる生命尊重の地域社会が創出します。私は今後も動物愛護の取組を推進することで、動物と共生する社会の構築に挑戦してまいります。
コメント