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2015年2月19日 (木)

みなみ希望ビジョン…次なる南区のまちづくり構想

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昭和30年、下京区から南区が分区し区制が発足して今年で60周年の佳節を迎えます。高度成長期には、新幹線や京都タワー等、京都のまちが大きく発展する礎が築かれました。しかしJR京都駅は、結果的に京都の南北地域を分断する結果となり、京都駅より北部と南部とでは、その後の京都のまちづくりにおいて大きく格差が生じたのも事実です。確かに伝統文化の継承・保存のまちづくり」は、京都の魅力を発信するために不可欠な政策方向です。しかし人口減少社会の到来に向けて、次世代につなぎ、未来を創るための「発展思考のまちづくり」が極めて重要な時代となっています。今、南区を核として京都のまちは未来に向かって大きく動き出しています。 JR桂川駅付近には大型商業施設が建設されました。大型商業施設が南区内に3か所もあるのおそらく全国で南区だけではないでしょうか。京都駅南口(八条口)も京都の玄関口として再整備されるとともに、京都水族館のオープンに引き続き、梅小路公園内に新駅と鉄道博物館も整備される予定です。また、洛陽工業高校の統合移転後の跡地、南警察署の十条大宮に移転後の跡地、凌風学園統合後の山王・陶化・東和小学校跡地の活用等、南区には、可能性ある未来の素材がいっぱいです。今後の京都の未来発展のカギを握るのは南区であることは間違いありません。子どもの出生率を見ても、京都市内の全区の中で南区は1.48人と、実に11年連続第1位の座を維持しています。 南区制60周年の節目である2015年は次の時代への大きな転換点です。この機を踏まえ、私はこのほど、こかじ義広府議会議員とともに、「みなみ希望ビジョン」を提案しました。 まちづくりといっても、建築物等の施設整備だけでは意味がありません。人が生きるまちづくりが不可欠です。 住み慣れた地域で幸福実感のある生活ができるためには、経済優先の社会から、平和・人権・環境・文化・教育・福祉等の人を応援する政策を一歩前に進めることが不可欠です。私たちは「人が生きる地方創生」を実現するため、バリアフリー・観光おもてなし・多文化共生・子育て・防災安全・文化芸術創造・動物共生の7つを指標に、希望と魅力あるみまちづくりを推進することをお約束します。

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