末延吉正(政治ジャーナリスト)講演
時事通信社の内外情勢調査会が主催する講演会が、政治ジャーナリストの末延吉正氏を講師に迎え、15日夜、京都市内のホテルで開催され、私も参加させていただきました。講演テーマは、「展望 安倍政権の外交・経済政策と参院選後」と題して、講演。「アベノミクス」の1本目の矢(金融緩和策)、2本目の矢(15ヶ月予算による公共投資)の順調さを踏まえながら、3本目の矢となる成長戦略の行方により、日本の世界的地位は回復できると指摘。成長戦略は最終的には、民間活力がカギであることも言及。
また、外交では、今後アメリカ・中国・韓国の軸に対して、日本がロシアと北朝鮮へのアプローチにより3国に影響力を増すことが重要であるとし、長期デフレから抜け出せなかった日本の未来は、政治の安定とともに、経済の安定が今喫緊の課題であることも言及。
政治には、ステイトクラフト(戦略づくり)も重要だが、ステージクラフト(舞台づくり)もきわめて大切であることを指摘し、参院選後は、北朝鮮問題と、来春の消費税8%引上げの対応が焦点になるとし講演を終了。久々の政治ジャーナリストの話は、今後の日本の行く末を暗示していました。
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