資源ゴミ袋10リットルが創設
平成20年度骨格予算において、私が家庭ゴミ有料指定袋制導入時から問題提起してきた、ゴミ袋容量によってゴミの減量化への誘導策となる家庭用ゴミ袋(黄色)の20リットル袋と、資源ゴミ袋(透明色)の10リットル袋が完全に制度化されることになりました。家庭用ゴミ袋20リットルについては、すでに19年度に創設されて大変に喜ばれています。理由は台所の生ゴミストックボックスの容量が20リットルが多いためです。入れ替えなどの手間が省けます。他の袋との組み合わせによって、5㍑・10㍑・15㍑・20㍑・25㍑・30㍑・35㍑・40㍑・45㍑と9通りに拡大しました。また資源ゴミ袋については、昨年10月にプラスティック容器包装の分別が京都市でも全世帯で実施されることになったことを受け、今年の20年度から創設されることになります。本来ならば、缶びんペットボトル等が多く出る夏場に利用できると尚いいのですが・・・。有料化によって得られる資金は、環境政策に還元できるようにいわば特別財源として活用されています。将来的には、家庭ごみの45リットルは廃止する方向性であるべきです。おそらく全国的にも京都市の家庭ごみ有料指定袋導入は、市民と行政と事業者が一体となった勇気ある先進的な取組みであると思われます。価格が安く設定してスタートした自治体は、価格値上げに苦慮せざるを得ない状況です。関東地方と比較して関西地域では有料指定袋の価格がそれほど高くありません。京都の取り組みがスタンダードだと思います。循環型社会の構築へまた一歩前進する取組です。
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