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2007年4月10日 (火)

4月8日統一地方選挙後の展望

Phm04_0760 5期目のスタートにあたり、ブログページに毎回写真を入れることにしました。テーマは、「環境エコロジー自然との共生」です。ブログのテーマとは全然関係のない写真かもしれませんが、ネット上で一服の心の清涼剤となればと思います

2007年4月8日の統一地方選挙は、団塊世代の定年が象徴するように世代交代における今後のわが国の方向性と、少子化が一層進展するという直面する課題に対して、地方主権を今後どのように創り上げていくかが問われる重要な選挙であった。またこの課題にどこの政党が応戦できるかが問われる選挙でもあった。価値観の多様化や情報化時代によって、民主主義の在り方そのものが大きく変化を余儀なくされている。私達の生活も、大きな時代の変化の中で、どのように安心できる将来設計ができるか今後の大きな課題であるはずである。

私は、選挙戦を通じこうした時代の大きな変革期にあって、2つの政治課題について訴えた。ひとつは生活の質を高めていく構造改革(生活の構造改革)の必要性である。戦後におけるすべての社会システムは、高度成長を反映し出来上がってきたものである。住宅に例えれば新築の3階建ての家を購入し、核家族化の中で、便利さと快適さを追求した生活のライフスタイルが確立されていった。しかし今後は、少子高齢社会の中で、この住宅のバリアフリー化や改築修繕が必要になってきているのである。つまり次の時代に生きる人々が生活しやすくなるために様々に制度やシステムを手直し見直し、生活の向上と質を高めていくことこそが重要なのである。

また2つには、税金の遣い方の問題である。昔は公務員などお役所は常に正しく税金を納めておればきちんと住民サービスを提供してくれるものと住民は思っていたが、昨今の公務員の不祥事や大企業における企業倫理の欠如は、税金の使い方に文句を言わざるを得なくなったのである。一種の住民一揆である。今後は情報公開の一層の推進で透明性をいかに確保するかが問われている。

この2つの問題に真正面から取り組まなければならないのが、今後の地方政治である。昨今声高に叫ばれている格差問題の本質は、いわばこうした時代の変化に対応できえていない行政システムや政治システムから起こっているものである。それ故に、格差是正に具体的に手を打ち実現している政党はどこなのか冷静に判断し選択していただくことこそが、次代の地方政治の方向性であると確信している。

そのためにも直ちに実行しなければならないのは、政治家改革であり、議会改革である。京都市会も世代交代とともに、今後の大きな宿題を市民から託されたのである。

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