環境にやさしいライフスタイル(5R行動)
10月1日より、家庭ごみ有料指定袋制がいよいよスタートする。現在、各家庭へのお試しごみ袋の無料配布や、コンビニ・小売店へのごみ袋の供給体制の確保など、実施までの間に多くの課題をすべて克服してほしいと願っている。
しかし大切なことは、制度導入の理念を思い起こし、今一度原点に立ち返れば、私たちの環境に対する行動そのものにつながらければ意味がない。そこで京都市の説明ではごみ減量の考え方として、リデュースReduce(減量化)、リユースReuse(再使用)、リサイクルRecycle(再利用)の3要素が示されたが、私はこれからはさらに2Rを加えて5Rの取り組みが重要だと考える。先の3Rに、リフューズRefuse(発生抑制)とリペアーRepair(修理)の2Rを加えると5Rになる。ごみ減量への優先順位は、Refuse、Reduce、Reuse、Repair、Recycleである。
便利さ・快適さだけを求める生活でなく、5R行動により環境にやさしいライフスタイルに転換することこそが最大の課題である。
-----5R行動による具体的なライフスタイル-----
リフューズ(Refuse)・・・発生源から絶つ、やめる、ことわる。不必要なものは買わない、使わない、もらわない。これにより製造者の意識改革につながる。買い物に出かける時は買い物袋を持参する。レジ袋を断る。環境に悪い製品は買わない。
リデュース(Reduce)・・・量を減らす、無駄使いを減らす。パックされた製品の代わりに量り売りの製品を購入する。使い捨ての製品は使わないようにする。ノートや紙を大切にする。
リユース(Reuse)・・・再利用、同じものを何度も使う。フリーマーケットやリサイクルショップを活用する。本や雑誌は古本屋や図書館で利用する。使い捨ての容器(ワンウエイ容器)でなく、牛乳びんやビールびんなど、何度も使えるびん(リターナル容器)の製品を買う、詰め替え用のものを買う。
リペアー(Repair)・・・修理して使う。壊れても修繕して使い、簡単に捨てない習慣を身につける。
リサイクル(Recycle)・・・再生、再利用できるものは資源回収ルートにのせる。古新聞や古雑誌、プラスティック類などをリサイクルに出す。再生紙の製品を買う、エコマーク、グリーンマークなどの商品を利用する。
コメント