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2006年6月 2日 (金)

ゴミ袋の色(黄色)の効果・・・

10月1日から京都市は家庭ゴミ有料化を実施するにあたり、袋は家庭ゴミ袋は黄色半透明、資源ゴミ袋は透明としました。これは「袋のデザインは、まちの美観を壊さず風景に溶け込み、かつ見た目で見て『京都らしさ』が感じられるようなものを検討されたい」という審議会の答申を踏まえたものでもあります。私は昨年、厚生常任委員会において、「カラス対策として効果が期待できる黄色の半透明のゴミ袋にすべき」と具体的な色まで論及し訴えたました。現在、東京都杉並区、大分県臼杵(うすき)市等各都市で導入されており効果は実証済みです。

宇都宮大学の杉田昭栄教授は、カラス博士として有名です。教授はカラスの習性を次にように分析しています。「カラスは嗅覚ではなく、視覚で餌を探す。臭覚は人間より劣っているが、目に入る光の情報を総合して脳に送る網膜の神経細胞は、人間が約100万個であるのに対し、カラスは約350万個。また目の細胞内にある色覚に関係するタンパク質も、人間は3種類ですが、鳥は4種類あり、色の感受性も格段に優れている」というものです。黄色のゴミ袋は、こうしたカラスの目のよさを逆手にとって出来上がったものです。カラスは人間が見える範囲の光の波長より幅広い範囲の波長を目で捉え、脳で総合して画像を再構築していますが、その波長の一部が欠ければ脳内で画像が再構築できず、「見えていない」ことになるというのです。そこで杉田教授は「カラスだけが利用している波長を吸収する物質をゴミ袋に原料に混ぜて作れば、カラスには中身が見えなくなる」として黄色半透明の袋を考案されたいうわけです

その黄色の半透明のゴミ袋を、さらに見えにくくさせるために、カラス防御対策としての防護ネットも黄色のネットが効果的ではないでしょうか。

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