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2016年10月22日 (土)

レジリエント・シティ⑤…ショックとストレス

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レジリエント・シティへの選定には、都市の危機と脅威について現状認識を明確化しておく必要があります。災害対応力を高める戦略が想定しなければならない危機(ショック)や脅威(ストレス)は具体的には地球的規模、時代的要素、地域的課題等々、各分野にわたるものでです。 100RC(100のレジリエント・シティ)では、急激な危機(ショック)について、地震、山火事、洪水、砂嵐、異常低温、危険物事故、暴風雨、テロ、伝染病、暴動、社会不安、インフラ欠陥、熱波、土砂崩落、吹雪、火山活動等と詳細に明記しています。さらに、慢性的な脅威(ストレス)については、水不足、手頃な価格の住宅不足、大気汚染、高い失業率、路上生活、人口減少・高齢化、社会的一体性の欠如、貧困・格差、インフラ老朽化、物価変動、犯罪・暴力等としています。これらを見れば、私たちがいわゆる災害に強いまちづくりを考える上では、今日的に極めてたくさんの課題が山積していることがわかります。まさに、一国一都市だけの問題ではなく、地球的規模の課題であり国民一人一人が自分事として真剣に向き合わなければならないものです。 しかし、富山市で行われたワークショップでは、19名の議論参加者の中で、新たなリスクも明確になってきている。会議の議論で言及されたショックやストレスについては、人口減少、経済的なレジリエンス、高齢化、不十分な教育、環境保護、土地利用、空き家、橋梁・道路整備、情報化によるショック、等等、ショックやストレスの基本指標とは別に、地域に根差した課題も浮き彫りになっています。

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