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2013年1月20日 (日)

Japan Passing

以前、Japan Bashing(ジャパン バッシング)という言葉が流行しました。これは、日本がまだ国際的にも力を持っていた時に、日本の一人勝ちに対して、世界から批判を受けたもので、「日本たたき」ということです。正当な批判もあれば、不条理な無理解な批判もあったと思われますが、見方を変えれば、それだけ日本が注目されていたということにほかなりません。しかし、2010年ごろから、世界は、日本に注目をしなくなりました。世界が日本を無視しはじたということです。これを称してJapan Passing(ジャパン パッシング)と言われることになりつつあります。つまり、「日本たたき」から日本を無視して通り過ぎる「日本はずし」が、今大きな問題となっています。

日本再建をめざし、自公政権が樹立されましたが、世界における日本の存在感を示す行動に挑戦してもらいたいと願う一人です。その意味でも、尖閣諸島を取り巻く、中国との関係修復、朝鮮半島の対応、エネルギー戦略ともなっている中東、経済を左右するアメリカ、EU、中国アジア等との連携、等、国際的な視野にたった戦略を示すことが望まれます。

公益財団法人国際文化会館理事長の明石康氏は、世界の中で、存在感を示す日本を創出するために、①少子高齢社会のモデル国を構築すること、②グローバルな視点に立った人材育成と輩出による世界貢献を示すことの2点を指摘しています。日本は確かに先進国の中でも超先進国の国家と言えます。それだけに、世界の中で、未来に目指すべき国のモデルとなる国がないため、模倣できないのです。だからこそ、自ら創りだすしか道はないわけです。この創出には、政治的フレームが不可欠です。だからこそ、合意形成を図れる政治の確立が重要な時代だということを痛感します。

 

その最大の要因は、日本政治の迷走です。世界における日本の位置や存在が弱まっているという事実を、新政権は認識をし、再構築を図らなければなりません。

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