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2012年9月 3日 (月)

山紫水明に想う

京都を表す四字熟語として、「山紫水明」というのがある。この言葉は、江戸時代後期の儒学者であった頼山陽(らいさんよう)が、鴨川沿いにある自分の家の書斎から眺める東山が、陽にあたって紫色にかすみ、鴨川が澄み切っている有様を毎度見て書を書いていたことから、その自分の家の書斎を「山紫水明処」と名付けたことからはじまったと言われている。

つまり京都は水に恵まれてきた霊地とも言える都市だ。京都の地下には、お隣の琵琶湖に匹敵する量の水が、眠っているとされている。実際に、この水源が、京都の豊かな水の文化をつくる源となっており、そこから、京都の名水が生む、日本酒、湯葉、生麩、京野菜、京菓子、茶の湯、染物・・・、歴史伝統文化が熟成されてきたのである。名水は、ミネラル含有量等のバランスによって決まる。絶妙のバランスが生んだ名水から生まれた京都の文化。これからの未来の京都を語る際、水から議論を始めなければな本当の京都文化の未来は語れない。議論を水に流してはならない。

 

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