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2009年1月11日 (日)

2010年の日本(松下幸之助)

第二次世界大戦の敗戦直後の昭和21年、松下幸之助PHP研究所を創設したが、その30周年に当たる昭和51年に日本はこうあるべきだ、またこうあってほしいとの願いを込めて「私の夢・日本の夢 21世紀の日本」という本を出版し世に問うた。未来小説という体裁ではあるが、混迷の2009年を迎えた今、非常に示唆に富むものであると痛感する。彼の書は序章(2010年の国際世論調査~日本人は世界のジェントルマン」、第1章(なぜ日本の政治は安定しているのか)、第2章(なぜ日本は物価も税金も安いのか)、第3章(なぜ日本には食糧不安がないのか)、第4章(なぜ日本には過疎過密がないのか)、第5章(なぜ日本の企業は成長を続けるのか)、第6章(なぜ日本の福祉は充実しているのか)、第7章(なぜ日本は安全で平和な国なのか)、第8章(なぜ日本人は活き活きとしているのか)、終章(2010年日本国首相の演説~日本が繁栄する理由)の10章からなっている。しかし各章のテーマを現在の社会に照らしてみると、それがことごとく相反する現実として私たちの目の前に大きな壁となっていることに気づくだろう。松下幸之助が生きていればどれほど悔しがるであろうか。これからしばらくシリーズで各章に示された松下の主張を提起して現在における方向性を見出したいと考えている。

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