家庭用蛍光管拠点回収スタート
使用済み蛍光管には、微量ながら有毒物質である水銀が含まれていることから、適正な処理が難しい廃棄物のひとつです。本来は生産者が小売店等を通じて回収し処理することが基本ですが、現実には回収システムが確立できていませんでした。
昨年11月定例会の代表質問で私は、家庭ごみ有料指定袋制導入の課題とともに、家庭用使用済み蛍光管の拠点回収の制度化を求めておりましたが、このほど10月1日から実施されることになりました。
●回収する蛍光管の種類は、直管蛍光管・環形蛍光管・電球型蛍光管の3種類で、いずれも家庭で使用されたものが対象で、割れたものは対象外です。割れたものは、新聞紙などにくるんで家庭ごみとして排出することになっています。
●拠点回収のシステムは、小規模及び大規模な蛍光管回収協力店に持参すれば無料で回収してくれます。回収協力店は、回収した蛍光管を事業者回収拠点(上京・左京・山科・下京・南の各まち美化事務所)へ搬送することになっています。但し搬送日は毎月第4週ですが、曜日がそれぞれ異なりますのでご注意ください。京都市は所定の申請方法により11月17日まで回収協力店を募集しています。問い合わせは京都市環境局循環型社会推進部循環企画課(222-4061)まで。
「京都市は家庭ごみ有料化を進める前に、名古屋市のように分別収集の拡大をすべきだ」という意見もありますが、京都市では今日まで分別品目の拡大や拠点回収の拡大を図ってきており十数品目にまで拡大してきています。こうした合わせ技で、ごみ減量を推進してくことが重要です。
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