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2015年6月

2015年6月30日 (火)

箱根ガラスの森美術館

2012年8月10日 箱根ガラスの森美術館 カンツォーネフェスタ コメプリマ Come Prima
YouTube: 2012年8月10日 箱根ガラスの森美術館 カンツォーネフェスタ コメプリマ Come Prima

箱根ガラスの森/カンツォーネ/帰れソレントへ
YouTube: 箱根ガラスの森/カンツォーネ/帰れソレントへ

今までの情報アップでは異例ともいえる音楽情報を提供します。今は箱根も火山の噴火で観光にも影響があるように伺っていますが、毎年夏にイタリアから本場のカンツォーネを呼び箱根ガラスの森美術館でライブを行っているようだ。たまたま私が友人とシャンソンやカンツォーネ曲を一緒に演奏するために、You Tubeで音楽情報を検索していたらヒットしたものだ。

とにかくすごいのは、歌手がほとんどマルチプレーヤーであることと、特に特技的キーボード奏者が操るYAMAHAのキーボード(Tyros)とKORGのキーボード(Pa80)である。とりわけ、YAMAHAのTyrosは、ヨーロッパを中心にした海外でしか販売されていない逸品だ。私もYAMAHAのワークシンセMO60を所有し仲間のバンドで演奏することがあるが、このTyrosは日本円で40万円ぐらいは覚悟しなければならない上、説明マニュアルがすべて英語(外国語)であるために、独学ではマスターできないため購入を断念した。

YAMAHAは販売戦略として、外国におけるライブ演奏のバンクミュージシャンの経費に多くをかけられないため、コンパクトな演奏が少人数で提供できるためのコンポーザー的機器として開発されたようだ。音楽の世界はどこでも厳しいです。しかし、ステージワークとしては鬼に金棒だろう。しかし、音楽的センスがないとこれは弾きこなすことはできないだろう。まさにマエストロである。

2015年6月29日 (月)

ひとりぼっちの部屋(高木麻早)


YouTube: 高木麻早 ひとりぼっちの部屋


1970年代、ヤマハポピュラーコンテストの草分け的存在としてデビューし一世風靡したのが高木麻早。私も高校1年生の頃に、デビュー曲ともいえる「ひとりぼっちの部屋」を聴き、強いインパクトを受けた一人。とにかく、当時彼女は極めて魅力的な声で歌った。発生に天性ともいえるエッジが混じりより色気が増した。スティール・ギターが入ったカントリー調のこの曲は、バンドをやっている男性からも支持を受けよくライブで演奏していた。私のバンドも、当時のこの曲を混んでレパートリーに加え、3人男性コーラス編成でよく演奏したものだ。今でも、アマチュアのフォークグループの多くが、懐かしいこの曲をライブでやっているようだ。

彼女は、最近は歌っていないようだが、You Tubeで最近の映像を見たが、少し年齢を重ねておばさんになっていたが、当時の面影は現前とあって安心した。彼女は、その他に、「思い出が多すぎて」「コーラが少し」等等、連続的なヒット曲を世に出した。

2015年6月28日 (日)

Grace Land(Paul Simon)


YouTube: Paul Simon - Graceland (from The Concert in Hyde Park)

サイモン&ガーファンクルが、キーボードのリチャード・ティーや、サックスのマイケル・ブレッカー、ドラムのスティーヴ・ガッドを率いてニューヨークでライブを行った後、ポール・サイモンは、アフリカン・ミュージックへと傾倒していった間がある。その後のイベントでは、アフリカのミュージシャンをバックミュージシャンに従え、さらにレディー・スミス・ブラクマンバーゾというアフリカの土着のコーラスグループをライブに参加させるなどアフリカンミュージックへの流れは決定的となった。そして、グラミー賞に輝いたアルバム「グレース・ランド」。この曲は、まさにポール・サイモンがデビュー当時から願っていた彼の音楽人生の究極の聖地を得た感があった。

因みに、レジー・スミス・ブラックバンバーゾだけが来日し大阪公演を開いたがその時に、ステージ前列3列目に陣取り彼らのコーラスを目の前で聴くことができた。

Paul Simon - Diamonds On The Soles Of Her Shoes
YouTube: Paul Simon - Diamonds On The Soles Of Her Shoes

彼らの踊りとコーラスは、アフリカの大地そのものだった。

2015年6月27日 (土)

Wild Geese(ワイルド・ギース)

TENNESSEE WALTZ   / Wild Geese
YouTube: TENNESSEE WALTZ / Wild Geese

おそらく日本のカントリーミュージック史で、最古のグループが、ワイルド・ギースであろう。田中益五郎氏(アコーディオン)は今も健在。毎月自宅でホームライブを続けておられ、関西各地域からカントリーファンが土曜日の夜に嬉々として集われ、ジャムセッションを夜遅くまでされている。ご高齢にもかかわらず益々お元気な御姿を拝見し、刺激される日々である。私も幾度となくお邪魔したのだが、最近は多忙を極めていたこともありご無沙汰しっぱなしである。

田中益五郎氏は、同志社大学軽音楽部卒業で、長い経験と人脈を生かし、アメリカのカントリー一大イベントであるオープリーを日本でも開催したいとの強い思いから「京都オープリー」を創設し、毎年2月~3月にかけてカントリーバンド大集合の一大イベントを続けておられる。

2015年6月26日 (金)

尾崎ブラザーズ(Ozaki Brothers)

尾崎ブラザーズ Ozaki Brothers 2010
YouTube: 尾崎ブラザーズ Ozaki Brothers 2010

尾崎ブラザーズは、日本のブルーグラス界の大御所。大先輩で誰もがレジェンドと称賛する兄弟です。ご兄弟それぞれは、民間会社でご活躍されていましたが、定年後から本格的に活動を開始。日本のブルーグラスイベントでは常連。京都の円山音楽堂で秋に開催されるカントリードリーム(野外ライブ)でもよく出演されています。この動画は2010年のライブ映像。

尾崎兄弟は、アメリカのトラッドなカントリー曲(ブルーグラス曲)を中心に活躍しルーヴィン・ブラザーズの曲をよく歌っています。またカントリーの本場アメリカのナッシュビルに出向き、ブルーグラスの曲を歌い大喝采を受け、後に日本人としてははじめてとなるカントリーの「殿堂入り」を果たした偉大な兄弟です。

私も、もう10年ぐらい前に、京都が生んだイーストマウンテンボーイズの結成記念の小ライブが開催されたとき、ご案内を頂き、喜んでお邪魔させていただきました。その時は残念ながら尾崎さんの弟さんはお仕事で来られませんでしたが、お兄さんが東南アジアで購入してきた安価なギター(実際にはインレイが多様に施されている高級感のあるギター)を自慢されていました。私は失礼ながらそのギターをお借りして1曲歌わせていただいたのが一生の思い出です。

尾崎ブラザースの素晴らしいヨーデル
YouTube: 尾崎ブラザースの素晴らしいヨーデル

2015年6月25日 (木)

Lookin' Out My Back Door(CCR)

Creedence Clearwater Revival: Lookin' Out My Back Door
YouTube: Creedence Clearwater Revival: Lookin' Out My Back Door

Looking Out My Back Door text in description
YouTube: Looking Out My Back Door text in description

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル略してCCRの、軽快なカントリーロック曲。高校時代に聴いたときは、大きな衝撃を受けた一曲だ。その後は、プラウドメアリー等が大ヒットし一躍スターダムにのし上がった。CCRは、ジョン・フォガティ(ギター・ヴォーカル)、トム・フォガティ(サイドギター)、ステュ・クック(ベース)、ドン・ハリソン(ドラム)のメンバー編成で不動の地位を得た。最初は5人編成のグループだっとようで、ドブロギターが加わっていた。4人編成の時が長く続いたが、最終的には、ドラムのドン・ハリソンはドン・ハリソン・バンドを結成し活動をしたが、冴えなかった。ジョン・フォガティは今でもソロ活動で元気だ。ジョン・フォガティのシャウトするドライブ感のあるヴォーカルに魅せられた若者も多いだろう。高校時代の文化祭では、彼の「雨を見たかい」を演奏していたグループもあった。

彼らは日本にも来日したことがあり、駆け出しのころは、ビートルズ東京公演の前座を務めたと聞いている。またCCRの更にその前の前座を務めたのは、GAROであったと言い伝えで聴いた。真実がどうか証明できる人が出てくればありがたい。

2015年6月24日 (水)

Meet Me On The Corner(Lindisfarne)


YouTube: Lindisfarne Meet Me On The Corner (HQ Audio)


懐かしいバンドを紹介しよう。リンデスファーンだ。日本でも極めて貴重なグループとして1970年代前半に、よくテレビにも出演したことを覚えている。確かイギリスのフォークグループだった。シールズ&クロフツなどが活躍した同時代に活動していたグループで、とにかくコミカルバンドのイメージが強かった。ヒット曲は残念ながらこれだけかもしれない。昔は、東京音楽祭やサンレモ音楽祭等がよく開かれていたが、ゲストで音楽祭に一度出演したことを記憶している。私たちのバンドも彼の曲をコピーし演奏したものだ。私の友人がシングルレコードを購入しコピーした曲だ。

2015年6月23日 (火)

地球はメリーゴーランド(GARO)


YouTube: 地球はメリーゴーランド - 大野真澄


YouTube: THE ALFEE 鈴木雅之 地球はメリーゴーランド


地球はメリーゴーランドは、GAROの名作アルバムであるファーストアルバムから、ヒットした曲でとてもポップな曲だ。作詞作曲は、もちろん日高富明。かれのギターワークと、彼のヴォーカルでこの曲を更にパワーアップさせている。今でも、いろんな歌手がカバーして謳っている。You Tubeには、残念ながらGAROのオリジナル音源がないので、メンバーの一人大野真澄のソロ音源と、ハイファイセットの山本潤子、アルフィーの坂崎幸之助と、ガロの大野真澄とのハーモニーライブを紹介する。

この曲は、原曲はたしかFか、Gで歌われているが、高音域なので、Eコードにすれば比較的歌いやすい。しかも開放弦の響きを全面に出せるし、一人で行くさと同様のコードを駆使できるので、アマチュアでもかっこよく見せることが可能。みなさんも挑戦すべし。

2015年6月22日 (月)

Tony Rice

Mark O'Connor, Tony Rice, Bela Fleck -
YouTube: Mark O'Connor, Tony Rice, Bela Fleck - "Freeborn Man"

トニー・ライス。その名は、アメリカブルーグラス界に燦然と輝く金字塔。ブルーグラスギターの奏法を根底から覆したのがトニーである。以前のギタースタイルは、ピッキング奏法が主流で、どちらかというとストローク奏法やリズム楽器としてのギターの役割をはたしていたと言える。しかし、ドグ・ワトソンや、マール・ワトソンの登場や、何よりもクラレンス・ホワイトの登場により、ギター奏法が大きく飛躍した。クラレンス・ホワイトの流れを汲んでいるのがトニー・ライスである。また彼の歌も素晴らしい。ブルーグラスでは高音域のシンガーが持て囃されるが、トニーは低音で押している。安定した演奏は今も代えがたいものだ。

映像は、フィドルのマーク・オコーナー、バンジョーのベラ・フレーク、マンドリンのサム・ブッシュ、ドブロのジェリー・ダグラスという最強メンバーによる演奏。

Alison Krauss, Sam Bush & Tony Rice - Sawing on the Strings 映画の挿入歌でも活躍
YouTube: Alison Krauss, Sam Bush & Tony Rice - Sawing on the Strings

2015年6月21日 (日)

Sugar On Top

Sugar on Top (Bluegrass)
YouTube: Sugar on Top (Bluegrass)

日本にはブルーグラスのファンが根強くいる。関西でもアマチュアバンドを中心に小さなカントリーライブハウスで演奏を楽しんでいる。もうかれこれ15年ほど前になろうか、京都の左京区だったと思うが、小さなライブハウスに友人とお邪魔した時、何とシュガー・オン・トップが出ていたのだ。知る人ぞ知るグループで、関西高槻方面を中心に活躍しているバンドで、とにかく日本におけるトラディッショナル・ブルーグラスの草分け的存在で、ライブパフォーマンスも素晴らしい。アメリカのジミー・マーチンばりの元気な演奏だった。後に、大阪のジャズライブハウスのブルー・ノートにも出演した強者。

その彼らのライブに私も飛び入りで歌わせてもらったことを今でも光栄に思っている。確か、その時には、Gのキーで、ブルーグラスのナンバーをメドレーで歌い拍手喝采を受けたことが懐かしい。

メンバーが飛び入りして歌わしてもらった私に、「お名前は?」と聞かれたので、「私の体を見てください。それが名前です。つまりシュガー・オン・カットと言います!」と言ったら、これまた大爆笑だった。メンバーの多くはそれぞれ実業家たちなのだが、もう相当年配になっておられることだと思う。

2015年6月20日 (土)

市浦靖

After You
YouTube: After You

ジャズコーラスグループのフォーフレッシュメン。50年以上もメンバー交代しながら今も活躍しているグループだが、そのフォーフレッシュメンを日本から応援し世界のファンと繋がっているのが、日本のフォーフレッシュメンのファンの会の代表である市浦靖さん。

私も、何年来もお付き合いをさせていただいている。市浦さんと出会ったのは、フォーフレッシュメンのCDの解説書の中に名前を見つけたのが最初。さっそく門をたたいたところ、奥様ともども快く受け入れていただき感謝している。

市浦さんは常日頃はトロンボーン奏者でもあるが、コーラスもされておられ今では世界のファンをネットでコーラスも演奏され凄い方です。英語も堪能で、私にも一度アメリカに行きましょうとお誘いを受けている。この映像は、そんな市浦さんがフォーフレッシュメンのファンの集いに行かれ、飛び入りでメンバーといっしょにコーラスを披露し大喝采を浴びている貴重な映像。

日本でも、フォーフレッシュメンのファンが増えればうれしいですね。


YouTube: It Happened Once Before

これは、市浦さんが世界のフォーフレッシュメンのファンの方とネットでつながり、映像合成でコーラスを演奏されているものです。お話しを聞くと、コンポーザーとなる一人に指示された曲のパートをそれぞれが吹き込み、音程、調子などを自動調整をし、コーラスにしてしまうというコンピューターを駆使したもの。それにしても皆様結構お年なのでしょうが、いい趣味をお持ちです。

2015年6月19日 (金)

Polka Dots And Moonbeams

Polka Dots And Moonbeams - CHET BAKER
YouTube: Polka Dots And Moonbeams - CHET BAKER

私が40歳を過ぎて挑戦したサックス。最初に挑戦した曲が、The Nearness Of Youと、Plka dots and moonbeamsだ。どちらもよく似たフレーズで、妻はどちらの曲を吹いているのかわからないとよくぼやいていた。どちらもkeyはFコードの進行。初心者でもカッコいい曲の一つ。

アルトサックスでは、この曲を吹き、ソプラノサックスの場合には、The Nearness Of Youを十八番としていた。しかし今はサックスは手放して吹く機会を逸している。

2015年6月18日 (木)

American Flyer

American Flyer - I'm Blowin Away
YouTube: American Flyer - I'm Blowin Away

American Flyer Track 2 - Such A Beautiful Feeling
YouTube: American Flyer Track 2 - Such A Beautiful Feeling

アメリカン・フライヤーは、まさに伝説のグループといっていいだろう。グレイク・フューラーと、エリック・カズのデュオが織りなす世界は、まさにウエストコーストの真髄といってもいいくらいだ。

以前、京都の小さなライブハウス「拾得(じゅっとく)」に、エリック・カズが来日しコンサートがあった。ソロ活動での来日だったこともあったし、来日したころはすでに彼らの時代は終わりを告げていたこともあり、マニアなファンが駆けつけたというライブだった。ピアノとギターソロでヴォーカルというシンプルなライブだったが、いまだに色あせることなく記憶に残っている曲が、I'm Blowin Awayだ。エリック・カズは、メロディックな曲を、グレイク・フューラーはアップテンポなポップな曲を好んだようだ。

2015年6月17日 (水)

Nearness Of You(あなたのそばに)

Diana Krall - The Nearness of You
YouTube: Diana Krall - The Nearness of You

私が40歳ぐらいからジャズピアノをやりたくなって、ジャズ・スタンダードの教則本の上下2冊を購入しとにかく曲を覚えようと懸命だったころ、一番最初に目に留まったのが、美しいジャズバラード曲、Nearness Of Youだった。とにかくコード進行が美しい。この曲から私のジャズへの追及が始まったと言っても過言でない曲なのだ。

ジョン・ハートマン、フランク・シナトラ、サラ・ボーン、エラ・フィッツエラルド、ジョー・スタッドフォード、等あらゆるジャズシンガーが歌っている。最近では、ダイアン・カール、ノラ・ジョーンズ等の若手も歌っている。音質もいいので、それらをアップします。

The Nearness of You Tommy Emmanuel and Martin Taylor
YouTube: The Nearness of You Tommy Emmanuel and Martin Taylor


YouTube: Stephane Grappelli - The Nearness Of You

一方では楽器だけのインストロメンタルなNearness Of Youもたくさんある。ジョニー・ホッジズのサックスをはじめ、ピアノ、トラペット、等々。ここではちょっとめずらしいギターデュオと、ステファン・グラッペリのヴァイオリンでの演奏をお届けします。

とにかく多くのミュージシャンが一度は挑戦する曲。

2015年6月16日 (火)

Take Me In(Bryndle)


YouTube: Take Me In

ウエストコーストの伝説のグループ、Bryndle(ブリンドル)。男性2人女性2人だが、一人一人がソロ活動をしている。ウエストコースト系のグループにはこうした形のバンドが多い。だからメンバー編成もセッション気分で入れ代わり立ち代わりで編成し演奏する。

ブリンドルは、ウェンディ・ウォルドマン、カーラ・ボノフ、アンドリュー・ゴールド、ケニー・エドワーズの4人。すべてがマルチプレイヤー。

タイトル曲は、私が以前大阪のブルーノートにブリンドルが来日した際のライブ一曲の曲。とにかく変則チューニングのギター4本で、その衝撃は凄かった。またコーラスも凄かった。鳥肌ものだ。