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2009年9月

2009年9月30日 (水)

連結決算と議会

現在京都市会では、平成20年度の決算議会の真っ最中。会期日程も以前と比べ10月末ごろまでとロングランである。これは地方自治法の改正等により、自治体における一般会計や特別会計、公営企業会計それぞれに行っていた決算を、一体的総合的な観点から一括審査することにより、自治体の経営状況を精査することを目的とする連結決算システムに対応したものである。市バスや地下鉄及び市立病院等の公営企業と一般会計の決算の比較は以前は別途審議をしていたのであるが、この9月より一体的に審査を行っているものである。

こうした地方議会を取り巻く環境の変化に私たちも速やかに対応する必要がある。現状においても、公営企業予算決算委員会と普通予算決算委員会の質疑時間や質疑順序等にも多少の違いがあることなど、課題もある。議会の独自性や常任委員会それぞれの独自性の担保という面とともに、議会審議の一定のルール化ということも視野を入れ、市会改革委員会でも十分に審議し時代をリードする改革をしたいものだ。

また、京都市会は、議員個人の活動と会派の活動について、京都市会は政務調査費においても、それぞれ支給対象としている。これは会派を超えて議員個人の活動を認め担保している。その意味でも会派代表者により運営ルール化されている旧来手法も、多くの利点を持っているが、少数意見を反映させる仕組みも重要である。多数決という間接民主主義が、時代とともに、変化を余儀なくされ私も従来から主張している半直接民主主義への理念や考え方を認識すべき時ではないだろうか。そこからしか新しい政治は生まれない。

2009年9月29日 (火)

国道24号線(河原町通)塩小路通~八条通間が4車線に拡幅

9月28(月)15時、永年の地元住民の願いでありました国道24号(河原町通)の塩小路通~八条通間(JR線高架下)が4車線に拡がります。南区から京都北部とJR線で分断されており、自動車等で北へ移動するための通りは、河原町通り、堀川通り、大宮通り、西大路通り、葛野大路通りの大通りの他、小さく狭隘な道路も数多くあります。大通りの内、河原町通りだけが、2車線、高さ制限2.1mでバスやトラック等の大型車両は通行不可能でありましたが、今回4車線、桁下4.5m高さ制限が解除し整備がされることで、大きく改善が図れることになります。300mという極めて短い区間の事業は、昭和41年度に事業化されたものですが、実に90億円もの巨額の税金を投入して整備されたものです。しかし、必要な道路整備であり、市民生活の利便性が向上することは間違いなく、ひいては経済効果も上がるようになればと願うものです。

2009年9月28日 (月)

学区民体育祭

晴天に恵まれた9月27日、南区内の3学区(南大内学区・上鳥羽学区・祥栄学区)の体育祭が、盛大に開催されました。これには、私も来賓として駆けつけ地域のみなさんとの交流をさせていただきました。「地域」はまさに顔を見えるワントゥーワン(One to One)の交流の場です。運営本部席のテントの中での様々な懇談には、貴重なお話がいっぱいつまっています。地域のどぶ板相談から、市政に関する施策全般、そして世界情勢まで、話題は尽きません。奥さん方の井戸端会議というのは、まさにこんな感じなのでしょうね。何よりも少人数の顔の見える対話こそ、これからの時代の重要な視点だと痛感しています。ネットワークの構築には、先ほどのOne To Oneと、Peer to Peer(ピアトゥピア)という二つの考え方があります。前者は「一対一方向」、後者は「一対多角方向」です。組織対組織といっても、信頼を築くのは究極的には、One to OneやPeer to Peerの両面を合わせて持った対応が求められている時代だと思った秋晴れの一日でした。

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